読書日記。
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典子44歳 いま、伝えたい 「典子は、今」あれから25年 白井 のり子 (2006/05/24) 光文社 この商品の詳細を見る |
久しぶりに小説以外のものを読みましたよー。
「典子は、今」知ってる人いると思うけどその主人公の方が書いた本です。えっとこの方はサリドマイドっていう病気で生まれつき腕がない状態で産まれました。「典子は、今」は映画で小学生のとき、学校で上映されて見ました。そのとき、腕がないから足でご飯食べたり字を書いたりすることに衝撃を受けました。
先日、雑誌でこの本が紹介されていて、少し気になってたんだけど図書館でみつけて借りてきました。
挫折や苦悩、そして結婚、出産、子育て、そして新たな希望。
はっきりいって子育てされていたことに驚きました。それも2人もいらっしゃるそうです。
差別のことについては考えさせられました。差別をしてないつもりでもそれが障害者にとっては差別になっている。ということ。
普通だと思っていることがわかってもらえないこと。
子供から「手がない」と指差されたこと。子供は正直だから思ったことをそのまま言う。それは結局親の躾がなっていないからだ、という厳しい意見もあって、私もどうやって教えたらいいのかなーって考えてしまいました。
障害者を大事に、差別なく付き合う、っていうことはすっごく難しいなあと思います。健常者の私から見れば未知の世界でわからないこともたくさんあって。どう接っしたらいいのか正直わからない。
普通に接することの難しさ。
あと障害者の方の中には「助けてもらって当然」「してもらって当然」という考え方の人もいるみたいです。
人それぞれ違う価値観があると思うけど。。。
でも今健常者の私もいつその立場にたつかわからない。
そのときはのり子さんのように明るくいられるかどうか。。。たぶん無理だと思う。
いろいろと考えさせらる本でした。
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