読書日記。
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この本が図書館に入ってきたとき、予約しようかどうしようか悩みました。簡単なストーリーを読んだとき、あまり読みたい気持ちにならなかったので。。。
もうひとつの「こうふくあかの」のほうが読みたいって思いました。
でもこないだ図書館行ったらあったんです。これが。
で、やっぱり気になるので借りてきました。
結果。
借りてよかったーーー!
西さんの本は好きでよく読んでいるのだけど、これも私の中では一番目か二番目くらいに好きな本になりました。
ちなみに上位を争っているのは「さくら」。
女ばかりの家族のそれぞれの恋。
途中、これとはまた違う話が入ってきて、これがまた謎で、気になってしまうのですが。
最後まで読んだとき、少しの驚きと納得がありました。
棟田さんの気持ちがとても苦しくて、つらいです。
でも最後ははっちゃけてていじらしくもあり。。。でも切ないです。
小気味よい関西弁もまた味なり。
関西弁っていいよなー。
めっちゃ可愛いわ。
好きやわ。
「焼肉 金」の話がよかった。
あのお父さんの一言が嬉しかった。かっこよかった。
ああ、好きだ。やっぱり私この本。
「こうふくあかの」も読んでみよう。
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結構好きな作家さん。
しずくが前から気になっていたので借りてきました。
今までは長編が多かったと思うんですがこちらは短編集。
6つのお話があります。
最初に2つのお話を読んで、なんだかあまり読む気にならずやめようかなと思ったりもしましたが、残り4つのお話を読んでやっぱり読んでよかったあ~と思いました。
「影」と「シャワーキャップ」が好きです。
「木蓮」もよかったな。
読後感がいいです。すっきりした気持ちになれます。
最後の「シャワーキャップ」は母親も人間だし、いろいろあって当然なのに「親」という枠で見て、その心の内を見ようとはしなかったなあって感じました。
親だからこうじゃなければいけない、みたいな歯がゆさとか、どうしてうちの親はこうなの?っていう文句だとか。。。
一人の人間としてちゃんと見ないといけないなって思いました。
通天閣 西 加奈子 (2006/11) 筑摩書房 この商品の詳細を見る |
「さくら」を書いた西加奈子さんの本。
「さくら」は結構おもしろかったんでどうかな〜と思いながら。
二人の男女が主人公です。
それぞれふたりが別々の生活を送っているんだけど最後でつながる、みたいな。
話としてはあまり共感できなかったけど、チーフがマメに電話で別れを告げられたときの気持ちや、ずっと電話を待ち続ける気持ちなど、そーゆーのは「わかるわかる!」って感じだった。
そんな複雑な気持ちを言葉であらわせるのはすごいなーって思いました。
読後感は良くも悪くもない。。。普通です。