読書日記。
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しゃばけシリーズ第二弾。
今回は短編集です。6話収録。
結構切ないお話が多いかな。。
一番好きなのは5話目の「仁吉の思い人」
妖の仁吉が恋したときのお話です。
切ないけど最後は少し驚きでした。
最後の「虹を見し事」も切ないというか可哀想でした。
若だんなが悔やむ気持ちがまた可哀想で。
あと自分の力のなさを悔しがり、もっと大人になりたいと願う若だんなの言葉で胸に響いたのがこれ。
「私は…私は本当に、もっと大人になりたい。凄いばかりのことはできずとも、せめて誰かの心の声を聞き逃さないように」
体の弱い若だんなが妖怪たちに守られながら生きてきたけれど果たしてこれでいいのか、もっと強くならなければ、と思う若だんなの気持ちに優しさと強さを感じました。
このあとも続刊でてますが最近時代小説が多いので現代小説に戻ってみたいと思います。
しゃばけシリーズは少しおやすみします。
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