読書日記。
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図書館で予約してたこれ、やっと読むことができました!
書店員の杏子と多絵が謎にとりくんでいく、という連作短編集。
んーおもしろかったです!
書店の内部事情なんかもわかって、思ったより大変なんだな、と思ったり、知ってる本がでてきて嬉しくなったり、知らない本でも読んでみたいと思ったり。
本が好きな方ならこの本は楽しめると思います。
最後に現役書店員さんの座談会も載ってます。
私、高校のときの就職活動で第一候補書店の事務にしてたんだけど先生に「もったいないから他のところを」と言われ運送会社に行きました。
まあそこも2年で辞めたんだけど。
あのとき書店に行ってたら何か変わったかもなあ~
なんでやめたんだろ。
今仕事してるけど、もしやめることになったら次は本に関係のある仕事がしたいです。図書館は無理としても書店くらいなら。。。とひそかに思っているのであります。
これって映画の小説化なんですかね?
映画もみたいけどまずは小説を、と思っていたので読んでみました。
はじめは小説のほうが原作だと思っていたのですが。。。映画のほうが先?西川美和さん監督でしたっけ?最近若手の女性が結構活躍してますよねー。見かけはすごくかわいらしい方なので意外ですが。
兄弟って近いようで遠い存在なんだ。。。っていうのがこの本読んで思ったことです。
知ってるようで知らない、そんな怖さを感じました。
最後まではっきりした真相はわからないんですが。。。
私があほだからなのか??
でもこの弟の、まっとうな理由をつけてたけど本当は逃げてた、っていうの、すごくわかります。
自分にもこんな感情あるので。
兄のことを軽蔑しながらも本当は自分のほうが弱い人間だということに目をそむけてた。わからないふりをしていた。
ん。。。人間のいろんな感情がゆらゆらゆれてて、それがタイトルのゆれる、ってことなんでしょうかね。
映画(DVD)も見てみたいな。
しゃばけシリーズ第二弾。
今回は短編集です。6話収録。
結構切ないお話が多いかな。。
一番好きなのは5話目の「仁吉の思い人」
妖の仁吉が恋したときのお話です。
切ないけど最後は少し驚きでした。
最後の「虹を見し事」も切ないというか可哀想でした。
若だんなが悔やむ気持ちがまた可哀想で。
あと自分の力のなさを悔しがり、もっと大人になりたいと願う若だんなの言葉で胸に響いたのがこれ。
「私は…私は本当に、もっと大人になりたい。凄いばかりのことはできずとも、せめて誰かの心の声を聞き逃さないように」
体の弱い若だんなが妖怪たちに守られながら生きてきたけれど果たしてこれでいいのか、もっと強くならなければ、と思う若だんなの気持ちに優しさと強さを感じました。
このあとも続刊でてますが最近時代小説が多いので現代小説に戻ってみたいと思います。
しゃばけシリーズは少しおやすみします。
結構好きな作家さん。
しずくが前から気になっていたので借りてきました。
今までは長編が多かったと思うんですがこちらは短編集。
6つのお話があります。
最初に2つのお話を読んで、なんだかあまり読む気にならずやめようかなと思ったりもしましたが、残り4つのお話を読んでやっぱり読んでよかったあ~と思いました。
「影」と「シャワーキャップ」が好きです。
「木蓮」もよかったな。
読後感がいいです。すっきりした気持ちになれます。
最後の「シャワーキャップ」は母親も人間だし、いろいろあって当然なのに「親」という枠で見て、その心の内を見ようとはしなかったなあって感じました。
親だからこうじゃなければいけない、みたいな歯がゆさとか、どうしてうちの親はこうなの?っていう文句だとか。。。
一人の人間としてちゃんと見ないといけないなって思いました。