読書日記。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
やっぱこの作家さん好きだわ。
森絵都さんの本は「永遠の出口」以来なんだけど、読みやすいし、感情移入しやすいし、共感できるし文体が堅苦しくなくて好き。
結構どぎつい描写とかあるし、でもそれがまたいいんだよなあ。
3兄弟のお話、になるのかな。家族の話。
お父さんが亡くなって、3兄弟(兄と妹2人)で父親の過去について考えていく、っていうことなんだけどそれとあわせて自分の恋愛やこれからの未来についても考えて。。。
最後はよかった。ほっとした。
いろんな悩みがある時期ってありますよね。
私も20代のときは恋愛や仕事、家族や友達のこと、と悩みがつきなかった。
考えても考えてもどうにもならないのに考えすぎて疲れたり。
でもそーゆー時期はきっと大切な時間なんだと思う。
でもパラソルの下でビール。。。おいしいだろうなあ~
PR
美代子が産まれて芸者になり、結婚、子育て、家族の死などを乗り越えてたくましく生きる姿が書かれています。
群ようこさんの本は今までどこかおちゃらけていたりしておもしろかったんだけど今回のはすこし違いました。
人一倍頑張りやの美代子。小さいとこは体の弱いお母さんのため弟や妹の世話をして、結婚してからもいろいろな事情から一家の大黒柱として一生懸命働き、家族のことを思いながら生きてきました。
その天然ぼけなキャラクターと真面目さがみんなに信頼されて、困ったときは誰かが助けてくれる。
やはり人間は心なのだなあと思いました。
一生懸命やっていればきっと誰かが見ていてくれる。
そして困ったときは助けてくれる。
人徳とはこういうことなのだな、と思いました。
そして言葉の大切さ。
人が傷ついたり嫌な気持ちになることは言わないでおこうと思いました。
なんとなく手にとったこの本だったけど読んでよかったと思います。
私の大好きな本、東京バンドワゴンの第2弾。
今回もすこしほろりとしました。
東京下町で古本屋を開いている大家族の物語です。
登場人物が多く、だんだん増えていくので途中何度もキャストの確認をしましたよ~
この本を読んでいると、家族の絆とか大切さを痛感します。
こんな家族っていいなって思います。
今回でてくる登場人物の中で気になったのは秋実さんです。
登場といってもなくなってるので皆の話の中にでてくるだけですが。
太陽のような人、というのがぴったりな女性。
家族を照らし続けてくれる明るくてやさしくて心が広くて。
そんな女性、あこがれますね。
根本的に正反対の私だからそう思います。
母親の存在って大きいですよね。
いるのといないのとでは明るさが違うってゆーか。
今の私は母親としては全然ダメです。
子供に大きな愛を与えられる女性になりたいです。
最近読んでなかった浅田次郎さん。
ふとこの本が目にとまり、そういえば映画化したやつだっけ?と思い、借りてみることに。
会社関係の話しかな?と思いきや、全然予想してなかった内容でした。
まず最初のほうで主人公の椿山課長は死んでしまうんですよ~
え?と思いながら読んでいくと。
まだ死ぬことが納得できない椿山はある姿を借りて現世にいきます。
そこで知る今までの自分の周りのできごと。
自分ではきづかなかったことがわかってくる…
椿山のほかあと2人おなじような経験をする人がいます。
こちらも切ない。。。
浅田さんは義理人情の世界を書かせたらぴか一ですね。
一番好きなのは「プリズンホテル」です。
なんど泣きそうになったことか。。。
今回の本では泣かなかったけど、じーんとするシーンはありました。
こーゆーのもたまにはいいですね!
私なかなか泣ける!と評判の本て泣けないんですよね。。。
なんか冷めてるってゆーか。
でも東野圭吾さんのミステリーの間にある感情を垣間見てるとうるうるするときもあります。
ミステリで泣けるなんておかしいかも、ですがその意外さがいいのかも。